CX-3 ボディ研磨・ボディコーティング施工
随分と日を開けてしまいました。
皆様も無事に平成30年度のお仕事納めをお迎え頂けたでしょうか?
当社もありがたい事に施工業務に関してのお問い合わせが急増してきました。
施工日程等でご相談をさせて頂くケースもあるかと思いますが、「お客様のお車を最高のコンディションでお渡ししたい」為に一台一台をしっかりと仕上げていく為に必要な時間ですのでご理解・ご了承をお願い致します。
さて、表題の件。
当ホームページをご覧になられたA様、お電話でのお問い合わせからご来店頂きました。
お話をお伺いさせて頂きましたが、随分お大事に愛車を使用されていらっしゃいます。
ただ、どうしても洗車傷等は避けきれませんよね。A様も大切にしていらっしゃるから尚更気になってしまった模様。
ご相談させて頂き、即日お預りにて施工をさせて頂く運びとなりました。
お預り時のお車の状態
マツダのジェットブラックマイカという黒パール色になります。
購入されて3年お乗り頂いていらっしゃるとの事。
3年お使い頂いた濃色系にしては異常に綺麗な状態です!!
それでも避けられない洗車傷等で全体的に白っぽくなっていました。
ボンネット
ルーフパネル
天井照明の移り具合や工場内部の映り込みを見て頂けると判り易いかと思いますが、映り込みがシャープではありません。
塗装面表面の細かな傷によって光が乱反射する為、ボヤけた映り込みになってしまいます。
ここから施工を行っていきますが、その前に「どの程度まで研磨ができる塗装状態か」を把握する為に塗装膜の厚みを計測します。
塗膜厚測定結果表-CX-3 (⇦クリックして頂くと計測結果表がご覧頂けます。)
少し驚いたのは、非常に塗装膜厚が薄い事。
このクラスの車でしたら120μm~150μmの塗膜があるかと思っていたのですが、このCX-3、80μm~100μm程度しかありませんでした。
これは恐らくマツダの製造工程での塗装方法の改善や塗料を水溶性に変更した事による為かと思われます。
水溶性塗料は乾燥後の硬度が比較的高い為、薄い塗膜でも充分なのです。
塗膜厚を把握した上で、慎重に作業を進めていきます。
・・・で、一通りの研磨工程が完了した状態です。
先程の研磨前状態の写真と見比べて下さい!
景色の映り込みが全く違いますね。
ここで一度ボディを水洗いして研磨粉等のコーティング施工の邪魔になる物を洗い流します。
今回A様がお選びになられたコーティング剤は「G’ZOX ハイドロフィニッシュ」です。
ハイドロフィニッシュは疎水系コーティング剤となります。
撥水系とは異なり、コーティング施工面に水が掛かると水滴状にならずに水を流してしまいます。
上図の左から右への流れです。
疎水系のメリットは、掛かった水が水滴状にならない為ウォータスポットやイオンデポジットの発生を抑えられる事が挙げられます。
コーティング施工が完了した状態です。
コーティングを施す事によって、更に色に深みが増しました。
A様にお車をお渡しする際、「新車より綺麗!」と大変嬉しいお言葉を頂戴しました。
喜んで頂ければ私共も一所懸命に施工させて頂いた甲斐があります。
A様、数あるコーティング店の中から当社をお選び頂き誠にありがとうございました。
ボディコーティングのメンテナンスやその他お車のお困り事等、何でもお気軽に当社へご相談下さい。
今後ともよろしくお願い致します。