【趣味の世界】フロントガラスリペアの検証
工場長の趣味の世界へようこそ!
今回は、『プロ用ではなく、一般ユーザー向けに市販されているガラスリペアキットの実力』の検証です。
当社社用車のフロントガラスに飛び石傷がついてしまいましたので、丁度良い機会だと思い今回検証してみました。
こんな傷(ヒビ割れ)になっていました。
僅か1cmに満たない傷(ヒビ)なんですが、保安基準不適合となり車検に合格できません。
放置しておくと更にヒビが進行し、ガラス交換…といった結果になります。
リペアで処置できるうちに手を打っておくのが得策です。
で、専門の業者に依頼するのも良いのですが、試しに一般市販のリペアキットでどこまで綺麗に修復できるかを”何となーく(笑)”試してみたくなって…。
いろいろとキットを探ってみて購入したのがこちら。
「なぜこれを選んだのか?」って?
ただただ”何とな~く”ですよ。(笑)
早速お試し施工です。
まずは傷(ヒビ)の打点を軽くニードルで掘ってみます。
削りカスが出ますので、綺麗に洗浄除去しましょう。
打点が中心にくるようにインジェクタ(ヒビに液剤を注入する機材)が立つ様にインジェクタスタンドを設置します。
こんな感じですね。
設置できたらインジェクタバレルにリペア用の液剤を”数滴”投入します。
入れすぎても無駄ですし、少なすぎでもダメです。
液剤投入後、インジェクタバレルにロッドをねじ込んで暫く放置します。
液剤浸透注入中
意外にすんなりとヒビに浸透していきました。
気温が低い場合やなかなか傷に液剤が浸透していかない場合、ドライヤー等で傷部を加熱・冷却してやると浸透が促進される様です。
約20分程放置してみました。
傷に充分液剤が浸透しているのが確認できたら次は液剤を硬化させます。
液剤硬化にはブラックライト(紫外線ライト)を使用しました。
リペアに使用する液剤は”紫外線硬化型レジン”といわれるものです。
紫外線に反応して効果します。
ネイルサロンでも使われていますね。
こんな感じで15分くらい放置し硬化させました。
ガラスシートを剥がし、余剰レジンを削り取って仕上げて完了です。
仕上がりはどうでしょう…?
丁度画像の中心に傷(ヒビ)が有ったのですが、すっかり綺麗に修復できました!!
市販リペアキット侮れず!ですね。
想いの他上手くいってしまったので、他の社用車もリペアするハメになってしまった…(´;ω;`)ウゥゥ
とまぁ、こんな仕事にならない事もやったりしてます。
あくまで趣味の範囲なので、実際お客様から「え~、じや私のもリペアしてよ!」と言われても専業の方の様に上手く仕上げられる自信は”全く”ありません!のであしからず。(笑)
もちろんご相談はお伺い致しますので、お気軽にお声を掛けて下さいね。