【趣味の世界】BEATメーター修理してみました。
段々と春が近づいてきていますね。
時折冷え込む事もありますが、昼中が過ごしやすい陽気になってきました。
まだまだ朝晩は冷え込みますので、皆様お身体の調子を崩されません様ご自愛下さい。
少し面白い事をやってみました。
あくまでも私個人の所有車で、あくまでも『趣味の世界』です。
ずっと眠らせてある車『HONDA BEAT』
車検満了してから久しいのですが、年式が年式なものですからいろいろと不具合も多く、いろいろと修理が必要です。
車検が切れる前からスピードメーター内のオドメーター(走行距離計)とトリップメーターが動かなくなったり思い出した様に動いてみたり…という状態でした。
で、重い腰を上げて修理をしてみる事にしました。
取り外したメーター
早速分解していきます。
スピードメーター単体が外れました。
さらに分解してみます。
メーター裏側の基盤を外します。
指針駆動モーターと積算系駆動モーターに接続される電気端子がありますので、損傷させない様に注意。
いきなり分解が進んでいますが…(^^;
外れているのが積算系(オドメーター、トリップメーター)駆動用モーターです。
モーターと駆動ギアに問題は無さそうです。
それぞれオドメーター、トリップメーター側のギア。
トリップメーターのギアが黒ずんでいるのは、以前に私がグリスを塗ってしまったから(^^;
痛みは多少見受けられるものの、ギア同士の噛み合いには問題無さそうです。
オド/トリップ各々のメーターを手で動かしてみます。
オドメーターの積算繰上りで回転が引っ掛かって動かなくなる事が判明。
どうやら不具合の原因はこの辺りにありそうです。
さらに分解を進めます。
文字盤を外しました。
各積算計ドラムの全体像がやっと見えてきました。
ここからオドメータードラムを取り外し、連結している部分を分解します。
ここでお話をさせて頂いておきます。
基本的にオドメーター(走行距離積算計)に分解なりで手を入れてしまうと、車両売買時に『メーター改算車』として取扱われる様になります。
当然車両価値も下がってしまいますので、万が一この様な修理をされる場合はその辺りもよく検討した上で行って下さい。
『良い子は絶対に真似をしないで!!』(笑)
さて、分解をした結果…
この小さな白いギアが悪さをしていました。
繰り上げ積算駆動用ギアです。
アップにしてもなかなか解り辛いのですが、一桁目ドラムを積算駆動させる為の、直径5㎜程の小さなピニオンギア。
長年に渡って仕事をしたせいでしょう、ギアの歯が摩耗してしまい他ギアとの噛み合わせが悪くなった事により事象発生に至っていた様です。
こんな特殊なピニオンギア、普通に入手できる筈はありません。
が、そこは何とかしました。(笑)
で、元の状態に組み上げ。
せっかくここまで分解しましたので、メーターケース内部もクリーニングしてみましょう。
白いのがメーターケースです。プリント基板その他付属部品をとりはずしました。
ケース単体の状態で洗浄剤を使って洗浄します。
ケース内を綺麗にする事で夜間照明の明るさが違ってきます。(たぶん。(^^; )
ケースに収まる物全てを組み付けて、外部カバー類を組んで元通りになります。
組み上げ後車両に装着し作動テスト。
無事正常に作動する様になりました。めでたしめでたし。(笑)
とまあ、趣味の世界でこんな事もやっちゃいました。
ここでもう一度お話させて頂きます。
今回修理したメーターは私個人の車の物であり、転売するつもりも無い車の物です。
全て自己責任の元で行っております。
基本的にオドメーター(走行距離積算計)に分解なりで手を入れてしまうと、車両売買時に『メーター改算車』として取扱われる様になります。
当然車両価値も下がってしまいますので、万が一この様な修理をされる場合はその辺りもよく検討した上で行って下さい。
『良い子は絶対に真似をしないで!!』
全てのお客様に『喜び・驚き・感動』を
edge春日井